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2009年 09月 15日
Kühn店主でございます。
最近は不況の影響でデフレスパイラル云々が取りざたされることが多いんですが、最近はメディアでもデフレを助長しているとした企業について、こんなことを書かれる方がいらっしゃったりします。 私観で恐縮ではございますが、まぁ、私もこの項や、あの項でも、こういった企業について書いてまいりましたが、いくらなんでも「ユニクロが悪」という書き方はいかがなものかと。 私も最近、コレ買いました。メタリカの名盤『MASTER OF PUPPETS』のジャケをパロディにした秀逸なデザインだと思いますし。ただ、オンスが低すぎて、透かして観れば向こう側が見えるくらいのペラペラさはいただけないですが、¥1000以下ならこんなもんでしょう。1シーズン持てば無問題です。 当然ながら、企業及びメーカーは、消費者のニーズに応える必要があります。それがニッチ産業であったとしても、そのニッチな分野を分析し、研究して商品を出す。我々セレクトショップなら“選ぶ”というところでありましょう。 日本は現在、みぞうゆう(なぜか変換出来ないby麻生総理)の不況であります。故に安価なものが好まれるのは至極当たり前のことであり、現況で日本の消費者の大半は結果的に、“大量生産で無個性および、少しくらい質が悪くても安ければいい”ということを選んでいる結果なのでしょう。当店に於きましても、扱っているSIGGと商店街のどこぞで売っている5~600円程度で明らかにデザインをパクった中国製のボトルと比較されて「高っ!」と声高に言われる方も中にはいらっしゃいますが、そりゃいわば○野屋の期間限定の中国産うなぎ丼と、あつた蓬莱軒の日本産ひつまぶしを比較して「高っ!」と叫んでいるのと同じでナンセンスかとはおもいますよ。いや、ホント。余談ですが、私はどちらも年に一回くらい食べます。やはり値段と質は比例しているといったところでしょうか。思い出したらよだれが出てきました。 話がそれましたが、中にはこの項でも述べている通り、ブランドモノのバッグにユニクロのフリースという、「オマエ、どっちやねん?」とツッコミたくなる奇跡のコーディネイトな方も関西には多くいたりはしますが、結局は消費者ニーズがそうさせているだけで、ユニクロ、並びにIKEAやニトリなどの安価多売路線の企業のせいではちっともありません。大半の企業は利益至上主義でないと、目下、大不況であるの資本主義の日本では生き残っていけないでしょう。 もっといえば、商品を“選ぶ”べき消費者の商品に対する知識及び“選択眼”が希薄になってきて、選ばされているのも一因であるかもしれません。 友人が安価多売路線の、とあるメーカーのジーンズを買いました。2、3回ほど洗濯してもまだ藍色が出まくるといった、中国製の粗悪デニムで出来たジーンズを。 私の家の真っ白なイスにしばらく腰かけたあと、立ちあがると、白いイスにクッキリと藍色が伝染っておりました。本人いわく数回洗ったらしいのですが。 シャチハタでもあるまいし、2、3回洗ってもまだ尚、藍色が出続けるって……逆にその技術をなんか違う部分に活かせないか?中国デニム…。京セラとかに技術提供したらもっとイイものが出来そうな気すらしてきます。NASAでも作るん困難では?と思うほど。 まぁ、何にしろ、日本人の特徴でもある“単一性民族”という部分が色濃く出た結果なんだろうと思います。『メディアで取り上げられるから』、とか『安いから』という理由で“商品から選ぶ”のではなく、“あらかじめ決まったメーカーから選ぶ”という行動をとるからでありましょう。 っていうか、いくら安いからって、そんな粗悪デニムは私は貰っても履かないと思います。まぁ元々ジーンズにコダワリを持つ方ですし、その例のメーカーのものはデザインやディティールが優れているワケでもなかったし…。せっかく頂いたにしろ、捨てるか雑巾にするか、非常持ち出しの袋に乾パン&水とともに入れておくくらいでしょう。 ってことで、言いたいことは多少なりとも解るものの、この論評は公に出すのはおカド違いかと個人的には思います。結果的に“悪い”のは企業ではなく、それを安易に選択する“選ばされている消費者”かと。まぁ、“タマゴが先かニワトリが先か”レベルの話かもしれませんが。 少なくとも私は、“選ばされる”側ではなく、自分のコダワリに基いて“選ぶ”側でありたいと思います。 …あ、“選ぶ”のは私の生業だからあたり前か…。 店主敬白
by kuhn-store_osaka
| 2009-09-15 17:12
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